書芸工房ほうどう

ほうどうの日誌 > 「病、市に出せ」

「病、市に出せ」

  • 2018年02月15日 (木)

はな朝日新聞の一面に、毎朝「折々のことば」という小さな200字ほどのコラムが連載されています。著者は、鷲田清一さん。
以前好評だった大岡信さんの「折々のうた」に替わるものです。
なかなか、心に残る言葉が紹介されていますが、心に響くものが紹介されていました。
「病(やまい)市’(いち)に出せ」という言葉。私は聞いたことがありませんでした。
解説によれば、徳島県内の旧海部(かいふ)町の言い習わしで、心の痛みや家庭のこと、仕事のことなどは、何でも「公開の場」で吐き出せ、ということらしい。
へんに隠し事にするより、みんなに知ってもらって、助言をもらったり対処法を教えてもらう、ということらしい。
日本人の智慧だなと思いましたね。個人や内々で考えるより、恥もみなに知ってもらい考えてもらおう、ということ。
大賛成である。これこそ心の交流ができる「古き良きこと」なんだろうと、思います。

駄句
〇夜勤明く息子待つ朝春浅し