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朝日俳壇(1月11日)から

  • 2016年01月13日 (水)

IMG_3468_800毎週月曜日の、朝日新聞「俳壇」面を持ち歩いています。
さすが、秀作が多いですね。
季節の移ろいを詠ったものより、私は「なるほど」と思わせる日常を詠ったものが、好きです。
4句挙げます。

〇三猿の逆を生きんと老の春(大阪市)
 いくつぐらいの方なんでしょう。「見て」「聞いて」「言って」生きていきます、という宣言ですね。

〇くしゃみ出て来し一句を忘れけり(大阪市)
 思わず笑ってしまいました。一句に限らず、やろうとしたことを、くしゃみひとつで忘れてしまいますよね。もう、川柳ですね。

〇初孫の仁王立ちする年の春(小平市)
 まもなく、ハイハイから立とうとしている孫のトーマを思い浮かべました。

〇着ぶくれて弱い男に戻りけり(羽島市)
 若いころは、真冬でも薄着ですごすことができたんでしょうね。

 いつも、紙面には、4人の選者で、40句が挙げられています。言葉と感性の、良い勉強になります。